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流しに向かって、夕食の片づけをしていた。
食べ終えた魚のあらの大きな骨を、
ゴミ箱にあったチョコレートの空き箱に、
ざくざくと詰め込んでいると、
通りかかったミメオがふと足をとめ、
目を丸くしてみつめている。

何をそんなに驚いているのかと訝りながら、
「骨をそのまま捨てるとゴミ袋を突き破ってしまうでしょ、だから」
そう説明すると、
息を吐き出しながら、彼は言った。
ああ、よかった。
明日、ブログに「骨の写真」が載ってたらどうしようかと思った。


あたしはそんな怪しいことする奴に見えるのか。


ま、たしかに。

しないとは言いきれないけど。